生ハムの賞味期限は?賞味期限切れでも食べられる?正しい保存方法で長く楽しもう!

イタリアやスペインなどのヨーロッパの国々で、古くから作られてきた生ハム。

豚肉を塩漬けにして乾燥させた食品であり、ワインのお供にそのまま食べたり、サラダやパスタなどに使ったり、さまざまな食べ方で愛されています。

しかし、生ハムは生のまま食べる機会が多い食品なので、賞味期限や保存方法に注意しなければなりません。

この記事では、生ハムの種類と賞味期限の目安、賞味期限切れの生ハムの食べ方、生ハムを長持ちさせる保存方法などについてご紹介します。 生ハムをおいしく安全に楽しむために、ぜひ参考にしてください。

目次

生ハムの種類と賞味期限の目安

生ハムはヨーロッパの各地で作られていて、さまざまな種類があります。

ただし、商品としては、主に2つの形態で流通しており、それぞれで賞味期限が異なります。

ここでは、生ハムの簡単な説明と生ハムの種類、賞味期限の目安についてお伝えしましょう。

生ハムってどんな食品?

生ハムの原料となるのは、主に豚のもも肉です。

これを塩漬けにして、乾燥、長期熟成させて作ります。

生ハムという名前ではありますが、実際には塩分や乾燥によって微生物の繁殖を抑えているので、生というよりは熟成されたものと言ったほうがよいでしょう。

生ハムは、原料や製法、産地などによってさまざまな種類があります。

代表的なものには、イタリア産の「プロシュート」やスペイン産の「ハモン・イベリコ」などがあり、これらの生ハムは、それぞれの地域で伝統的に作られており、高級品として人気です。

生ハムは、香りや風味が豊かで食欲をそそる食品であり、そのまま薄切りにして食べるのが一般的ですが、サラダやパスタなどに加えたり、チーズや果物と一緒に楽しんだりされています。

生ハムの種類

生ハム自体の種類はたくさんありますが、販売されている形態で分けると大きくは2種類となります。

この2種類について解説します。

原木生ハム

原木生ハムとは、豚の骨付きもも肉が丸ごと商品となっているものです。

生ハムの中でも最も高級な種類で、長期間熟成させることで、深い味わいと香りが生まれます。

原木生ハムは、そのまま薄くスライスして食べるのが一般的ですが、チーズや果物と一緒に盛り付けたり、サラダやパスタなどの料理に使ったりすることもできます。

原木生ハムは、保存方法によっては2年以上も持ちますが、開封すると状態が変わりやすくなりますので、できるだけ早めに食べるようにしましょう。

スライス生ハム

スライス生ハムは、原木生ハムを薄く切ったもので、一般的にはパックされた状態で販売されています。

原木生ハムと比べると、味や香りが柔らかいものが多いです。

また、食べやすい大きさにカットされているので、手軽に楽しめます。

スライス生ハムは、サンドイッチやサラダなどの料理に使ったり、チーズなどと一緒にオードブルにするのがおすすめです。

スライス生ハムは、空気に触れやすいため原木生ハムと比べて傷みやすいので、開封後は早めに食べきるようにしましょう。

生ハムの賞味期限

生ハムは、大きく原木とスライスの2種類に別れますが、それぞれで賞味期限が異なります。

ここでは、未開封と開封後のスライス生ハム、原木生ハムに分けて、賞味期限をご紹介します。

未開封のスライス生ハム

未開封の生ハムの賞味期限は、3週間から1か月程度です。

通常、賞味期限はパックに記載されていますので、それを参考にしてください。

生ハムは塩分や乾燥によって保存性が高くなっていますので、思っていたよりも長持ちすると思ったのではないでしょうか。

しかし、未開封でも長期間放置すると、風味や食感が損なわれ、いずれは食べられなくなってしまいます。

おいしく食べるためには、必ず冷蔵庫で保存し、賞味期限内に食べるようにしてください。

その際は、開封前に常温に戻してから食べるとよりおいしく食べられるでしょう。

開封後のスライス生ハム

開封後の生ハムは、未開封のものに比べて、賞味期限が短くなります。

空気に触れることで、酸化や乾燥、カビの発生などが起こりやすくなるからです。

開封後の生ハムの賞味期限は、冷蔵保存で2日から5日程度と考えてください。

ただし、冷凍保存をすれば、もう少し長持ちさせることもできます。

保存する場合は、ラップやジッパー付き保存袋などで密閉して冷蔵庫か冷凍庫に入れてください。

原木生ハム

長期間熟成させることで深い香りと味わいが生まれる原木生ハムの賞味期限は、2年以上と非常に長いです。

ただし、それは未開封できちんと保存された場合だけの話です。

一度開封し、カットをした場合には2週間程度で食べきることをおすすめします。

それ以上かかりそうであれば、小分けにして冷凍するなどしてください。

生ハムの種類別賞味期限

種類賞味期限
スライス生ハム未開封3週間~1か月程度
開封後2日~5日程度
原木生ハム未開封2年以上
開封後2週間程度

賞味期限切れの生ハムは食べられるのか

開封前の生ハムは保存性が高いのですが、開封後は空気に触れることで酸化や細菌の繁殖が進みますので、賞味期限が早まります。

では、賞味期限切れの生ハムは食べられるのでしょうか?

ここでは、賞味期限と消費期限の違いや、賞味期限切れの生ハムが食べられるかどうかの見分け方、食べる際の注意点などを解説します。

賞味期限と消費期限の違い

生ハムの賞味期限が切れたら、食べられるのでしょうか?

その答えの前に、まず賞味期限と消費期限の違いを理解する必要があります。

賞味期限とは、製造者が品質や風味を保証する期限のことです。

ですから、賞味期限が切れても、傷んでいなければ食べられます。

ただし、風味や栄養価は低下している可能性があります。

消費期限とは、製造者が安全に食べられることを保証する期限のことです。

消費期限が切れたら、食品は腐るなどして、食中毒の原因になるかもしれません。

そのため、消費期限が切れた食品は絶対に食べないでください。

比較的長期の保存が効く生ハムには、通常は賞味期限が表示されています。

しかし、それでも無限に保存できるわけではありません。

ですから、おいしいうちに、早めに食べるようにしてください。

賞味期限と消費期限の違い

 賞味期限消費期限
定義品質や風味を保証する期限安全に食べられる期限
過ぎた場合の扱い食品は賞味期限が切れても傷んでいなければ食べられる消費期限が切れたら食品は腐る可能性があり、食中毒の原因になることがあるため、食べてはいけない
適用される食品通常は、比較的長期保存が効く食品に賞味期限が表示される消費期限は、特に微生物の繁殖が早い食品に適用される

賞味期限切れでも食べられる場合と食べられない場合

賞味期限切れの生ハムは食べられるのか、という疑問を持つ方は多いでしょう。

生ハムは高級な食材ですから、無駄にしたくないと思いますよね。

しかし、安全に食べられるかどうかは、賞味期限だけでは判断できません。

賞味期限切れでも食べられる場合と食べられない場合があります。

それでは、どうやって見分けるのでしょうか?

見た目

賞味期限切れの生ハムを見た目で判断するには、色やカビの有無に注意しましょう。

生ハムは通常、赤みがかったピンク色をしていますが、賞味期限が切れると暗い赤や褐色に変化することがあります。

また、白や青、緑などの色をしているカビが生えている場合も、食べられない可能性が高いです。

ただし、原木の生ハムで、一部だけにカビが生えているような場合には、カビの生えている部分を大きめに切って捨てれば、ほぼ問題なく食べられるようです。

匂い

生ハムの匂いは、新鮮ならば良い香りがします。

しかし、傷んでしまったりすると、匂いが変わってきます。

酸っぱい臭いをはじめとする異臭がする場合は、生ハムが腐っている可能性が高いです。

このような匂いの生ハムは、食中毒の原因になりますので、食べないでください。

味と食感

賞味期限切れの生ハムは、味や食感にも影響が出ます。

味がすっぱくなったり、苦みが出たりし、また、食感が硬くなったり、べたついたりすることもあります。

これらの変化は、生ハムの品質やおいしさを損なうだけでなく、体調を崩すリスクも高めますので、見た目や匂いだけでなく、味や食感にも注意してください。

食べられなくなった生ハムの特徴

 特徴
見た目・色が暗い赤や褐色に変化する可能性あり ・白、青、緑などのカビが生えている場合注意が必要 ・原木の生ハムでカビが一部に生えている場合、切り捨てて食べることができる
匂い 新鮮な生ハムは良い香りがするが、劣化した場合、異臭がする ・酸っぱい臭いなどの異臭が感じられる場合は、腐っている可能性が高い
味と食感・賞味期限切れの生ハムは、味が酸っぱくなったり、苦みが出たりすることがある ・食感が硬くなり、べたついたりすることもある

賞味期限切れの生ハムを食べる際の注意点

賞味期限切れの生ハムを食べる場合は、必ず加熱をしましょう。

賞味期限が切れると、細菌やカビの繁殖が進み、食中毒のリスクが高まりますので、加熱調理によって、細菌やカビを死滅させるようにしてください。

加熱調理の方法は、フライパンで焼く、オーブンで焼く、電子レンジで加熱するなどがあります。

どの方法でも、生ハムに火が通るまでしっかりと加熱してください。

加熱調理をすると、生ハムの味や香りは変わってしまいますが、そもそも賞味期限切れの生ハムは、酸化や劣化によって、もともとの味や香りが損なわれている可能性があります。

そこで、濃い味付けにすることで、味の違和感を軽減することができます。

例えば、チーズやトマトソース、スパイスなどを使って、生ハム自体の味が目立たないようにするとよいでしょう。

ただし、見た目や匂いや味が明らかにおかしい場合は、食べない方が安全です。

決して無理はしないでください。

生ハムを長持ちさせる保存方法

生ハムは、「生」という字がついているので、保存が難しいというイメージがあるかもしれませんね。

実は、正しい保存方法を知っておけば、生ハムを長く楽しむことができます。

ここでは、冷蔵保存と冷凍保存のポイントや、原木生ハムの場合の注意点などをお伝えします。

冷蔵保存のポイント

生ハムを冷蔵庫で保存するときには、次の3つのポイントに注意しましょう。

開封したら早めに食べる

未開封の生ハムであれば、冷蔵庫に入れておくことで記載された賞味期限よりも長く食べられるはずです。しかし、一度開封してしまうと、空気に触れて酸化や乾燥が進みますので、賞味期限内でも早めに食べることがおすすめです。開封後は2日から5日程度で食べきるようにしましょう。

ラップでしっかり包む

開封した生ハムを保存するときには、ラップでしっかりと包んで空気に触れないようにします。ラップを使うことで、酸化や乾燥を防ぐことができます。そして、ジッパー付き保存袋に入れ、できるだけ空気を追い出すようにすると、さらに効果的です。

冷蔵室の温度変化が少ない場所に入れる

冷蔵庫の中でも、冷蔵室の奥のほうが温度変化が少ないため、保存するのに最適な場所です。冷蔵庫の扉や上段などは温度変化が激しいので、避けましょう。また、野菜室も温度が高めなので生ハムの保存には向きません。

冷凍保存のポイント

生ハムを冷凍保存する場合は、味や食感を損なわないようにするための注意が必要です。

冷凍保存する前に、以下のポイントを守ってください。

・生ハムは一枚ずつラップ、アルミホイルで包んでから、ジッパー付き保存袋などの密閉袋に空気を抜いて入れる

・冷凍庫の-18℃以下の場所に保存する

・冷凍保存した日から3ヶ月以内に消費する

冷凍保存した生ハムを食べるときは、解凍についても気をつけましょう。

解凍に関する注意点は、次のとおりです。

・冷蔵庫で自然解凍する

・解凍したらすぐに食べる

・解凍後は再冷凍しない

以上の方法で、冷凍保存した生ハムも美味しく楽しめます。

原木生ハムの保存方法

未開封の原木生ハムは、高温多湿にならない、風通しの良い場所であれば常温保存が可能です。

開封した原木生ハムは、冷蔵保存することをおすすめします。

といっても、大きな原木生ハムを冷蔵庫に入れるのは難しいかもしれません。

その際はやはり、高温多湿にならない、風通しの良い場所で常温保存してください。

ただし、切り口の部分は乾燥しやすく痛みやすいので、切り落とした脂肪の部分やオリーブオイルを染み込ませたキッチンペーパーで覆い、ラップをしておくとよいでしょう。

まとめ

この記事では、生ハムの賞味期限を中心に話を進めてまいりました。

生ハムは、原料や製法、産地などによって、さまざまな種類がありますが、販売されているものは原木と言われる骨付きのままのものか、スライスされたもののどちらかであるのが一般的です。

それぞれに適した賞味期限や保存方法がありますので、注意してください。

賞味期限切れの生ハムは、腐っていなければ食べられますが、加熱調理や濃い味付けをすることをおすすめします。

腐った生ハムは、見た目や匂いや味などで判断できます。

生ハムを長持ちさせるには、冷蔵保存か冷凍保存がおすすめです。

冷蔵保存の場合は、冷蔵庫の温度変化の少ない場所で保存し、冷凍保存の場合は、解凍時に注意しましょう。

原木生ハムは、常温保存でも大丈夫ですが、高温多湿を避けて風通しの良い場所に置くことが重要です。

生ハムは、美味しくて栄養価も高い食品です。 正しい保存方法で長く楽しみましょう!

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