赤ワイングラスの種類とワイングラスで飲む理由

赤ワイン

今日はひとつご提案があります。

ワインをワイングラスで飲んでほしいのです。

みなさんはどのグラスで飲んでいますか?

もし、ワイングラスで飲んでいないという方は是非ワイングラスで飲むことをおすすめします。

これは本当の話で味わいはグラスで変わります。

実はワイングラスにはワインのいいところを最大限までひきだせます。

今日は赤ワインを例にお伝えします。

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目次

ワイングラスで飲む理由

まずはワイングラスの形状についてお伝えします。

ワイングラスの部位は4つ

ワイングラスは基本的には脚のついた形状で部位の名前があります。

・丸みを帯びた上部のボウル

・持ちてのステム

・グラスを支えるプレート

・口に触れる最上部のリム

ワインを最大限楽しむための2つの理由

1.香りを最大化するため

上部のボウルは丸みを帯びています。この部分に注がれたワインはグラスを傾けると、多くの空気に触れます。香り成分は空気に触れると放たれる性質をもっています。普通の形状のコップより香りを感じやすい形状です。

2.温度変化をなくすため

ワインにはそれぞれ美味しいと感じる温度があります。

そのために飲み口のリムは薄くしてあります。

リムを薄くすることでワインの温度差が少なく感じます。

最初に唇で感じる温度と口に含んだ時の温度の差がすくないと違和感なく味わいをストレートに感じることができます。これでワインの良さを引き出します。

そして持ち手となるステムは、手の温度をワインに伝えないように作られています。ボウルに入った最適な温度のワインの温度変化を防ぐ機能です。

そしてそれらを支えるフット。

このようにワインの魅力を最大限楽しむための形状をしています。

香りや適温はワインの種類によっても変わります。

ワイングラスで飲むことでワインをより美味しく飲むことができます。

赤ワインのグラスには大きく分けて2種類

ワイングラス

赤ワインの種類は大きく分けて2種類あります。

フランスの代表的な産地でわかれています。

おおきな特徴としてはどちらもすっぽりと鼻が入るくらいおおぶりなサイズで作られています。

ボルドー型

ボウルの部分が大きく作られていて、縦長のチューチップのような形をしています。

ボルドーワインは複雑な香りをもったワインです。

フルボディで強い渋み(タンニン)が特徴。

ゆるやかにすぼまったおおきな形状で複雑で芳醇な香りを立たせます。

グラスを顔に近づけただけで香りを感じられるでしょう。

そして口に含むとワインを広く口の中に運びます。

ボリュームあるボディを感じつつ、強い渋みをやわらかくしてくれます。

このグラスに向いているぶどう品種はカベルネ・ソーヴィニヨン種やメルロ種などです。

ブルゴーニュ型

ボルドー型に比べるとボウルの部分が丸みを帯びています。

ワインの芳醇な香りを引き出しやすい形状です。

ブルゴーニュワインは酸味と芳醇な香りが特徴です。

大きな丸みのあるボウルで香りを存分にひらきます。

少し絞ったリムは香りを閉じ込める役目と口に含むときに舌先に運ぶ役割があります。

グラスを傾けるとまず鼻をおおいます。閉じ込めた香りが一気に感じられるでしょう。

次に口の狭まったリムが舌先にワインを運んできます。
ピンポイントにワインを運ぶことでより強い酸味や果実味が捉えやすくなります。

このグラスに向いているぶどう品種はピノ・ノワール種やネッビオーロ種です。

上記以外の産地やぶどう品種別のグラスも多数あります。

最後におすすめのワインメーカーもご紹介しています。

気になる方はチェックして下さいね。

便利なグラスがほしい

どのワインでも使える便利なグラスはないの?と思う方もいると思います。

品種ごとや産地でワイングラスを変えていると大変な数が必要です。

おすすめはリーデル社の「オバチュア」シリーズです。

やや大ぶりのボウルにロータイプのステム。

凡庸性が高く家庭でも扱いやすいのです。1つもっておくと便利です。

大手のグラスメーカーは一般家庭でも使いやすい、汎用性の高いグラスも紹介しています。

氷を入れて飲む新しいスタイルもOK

最近では氷をいれてのむワインもあります。ワインのスタイルは日々進化していますね。

本場フランスでは炭酸水で割ったり氷を入れたりして飲み方はベーシックになっています。

かの有名な皇帝ナポレオンやギリシャの哲学者ソクラテスもワインを水で割って飲んでいたという逸話があります。ワインの飲み方は自由なんですね。

ワインを使ったカクテルもあるので自由に楽しんでほしいと思います。

ただ氷を入れたいと思うならば注意が必要です。

薄いワイングラスでは割れる可能性が高くなります。

ここは割れにくい厚手のワイングラスをおすすめします。

アウトドアでも安心!割れないワイングラス

最近ではワインを飲むシーンとしてキャンプやバーベキューなどのアウトドアもありますね。そこでおすすめなのが割れないワイングラスです。

ガラスのような透明感ある合成樹脂「トライタン樹脂」をつかったワイングラスがあります。

プラスチックのワイングラスは以前からありました。

トライタン樹脂は透明感があり、比べ物にならないほど。

そしてペットボトルのような柔軟性があります。

一見普通のワイングラスに見えますが押すとぐにゃっと曲がります。

グラスの薄さは申し分なく薄いのでワインの味わいも損なわないグラスです。

価格もカジュアルなのでアウトドアシーンで本格的に楽しみたい方には持っておきたいワイングラスです。

https://www.winegrocery.com/fs/winegrocery/c/traitan

おすすめのワイングラスメーカー

リーデル

ワイングラスといえばリーデルというくらい真っ先に名前の上がるメーカー。

ワインを知らない方もリーデルなら知っているという人も多いのではないでしょうか。

実はオーストラリアの会社です。

世界で初めて産地別や品種ごとのグラスを開発したのはこのリーデル社です。

ワイングラスのパイオニアといっていいでしょう。

ラインナップは豊富です。本格的なワイングラスを持ちたいなら「ヴィノム」シリーズがおすすめ。2脚セットで5000円程度と入門編にピッタリのシリーズです。

https://shop.riedel.co.jp/

ショット・ツヴィーゼル

ドイツ・ミュンヘンのガラス工房から始まったメーカー。

自社で開発した素材を使って表面硬度の高いグラスを生産しています。

衝撃に強く傷もつきにくいガラスなので業務用としても使用されている事が多いグラスです。

ホテルチェーンや国際線航空機などのステムウェア(脚付きガラス製容器)のシェアは半数を占めています。もちろん家庭用としても申し分ない品質。

価格もお手頃でスタンダードタイプであれば1脚1500円程度で購入できます。

https://zwiesel-glas.co.jp/collections/schott-zwiesel

シュトルツル

ドイツのヴァイスヴァッサで創業されたグラスメーカー。

コスパの良さが魅力のメーカーです。業界随一の製造技術を持っているメーカーで工場生産のグラスでも、ハンドメイドのグラスと見分けがつかないくらいの品質があります。こちらもスタンダードクラスで1脚1500円ほどで購入ができます。

http://www.itsnetcorp.co.jp/stolzle.html

ワイヤード・ビーンズ

こちらは日本のワインメーカーです。生涯補償という独自のアフターサービスがあります。「生涯を添い遂げるグラス」シリーズを購入すると木箱に入ったワイングラスと補償書が届きます。もし破損すれば木箱に入れて補償書とともに送れば新品と交換してくれる商品。

しかも何度でも交換が可能なおどろきのシステムです。

割れることが不安で普段使いを躊躇しないようにとの思いがあり、商品をより身近に末永く愛してほしいという思いから生まれたサービスです。

お値段は10000円程と少し高めですが、どこのグラスよりコスパがいいですね。

https://store.wiredbeans.jp/

最後に

ワイングラスで飲むと良さをおわかりいただけたでしょうか?実はなかなか奥の深い世界でもあります。まずはお手頃なものから試してみるとあなたのワインライフに素敵な変化がおとずれます。ぜひおすすめします!

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